【発達障害で障害基礎年金1級】40代女性・約365万円の受給決定事例

こんにちは。日本障害年金申請サポートセンターです。

今回は、東京都にお住まいの40代女性が、発達障害により障害基礎年金1級の受給が決定した事例をご紹介します。

目次

受給決定内容

項目内容
傷病名発達障害
年齢・性別40代女性
お住まい東京都
年金種類障害基礎年金1級
受給月額約10万円
総受給決定額約365万円

① 依頼までの経緯

ご相談者様は、幼少期から人とのコミュニケーションや集団生活に強い苦手さを感じておられました。

周囲に合わせようと努力しても、会話の意図をうまく読み取れなかったり、予定の変更に対応できなかったり、複数のことを同時に進めることが難しいなど、日常生活の中で多くの困りごとを抱えていました。

学生時代や就職後も、「努力が足りない」「性格の問題ではないか」と受け止められてしまうことが多く、ご本人も長い間、自分を責めながら生活を続けてこられました。

しかし、社会生活を送る中で困難は次第に大きくなり、仕事では指示の理解や報告・連絡・相談がうまくできず、対人関係のトラブルや強い疲労感が重なっていきました。

その結果、安定して働き続けることが難しくなり、日常生活においても家事、外出、金銭管理、予定管理などに支障が出るようになりました。

通院を続ける中で発達障害の診断を受け、障害年金の制度についても知ることになりましたが、申請には大きな不安を感じておられました。

「発達障害でも障害年金の対象になるのか分からない」
「自分の困りごとをうまく説明できない」
「過去の経緯をどう整理すればよいか分からない」
「書類を一人で準備する自信がない」

このようなお悩みを抱えた状態で、当センターへご相談いただきました。


② 具体的な対応

まずは、ご本人のこれまでの生活歴、通院歴、就労状況、日常生活で困っていることを丁寧にヒアリングしました。

発達障害の障害年金申請では、診断名だけではなく、障害特性によって日常生活や社会生活にどのような支障が生じているかを具体的に伝えることが重要です。

そのため、以下のような内容を中心に整理しました。

  • 幼少期から見られた特性
  • 学校生活で困っていたこと
  • 就職後に生じた対人関係や業務上の困難
  • 通院を開始した経緯
  • 診断に至るまでの流れ
  • 現在の日常生活上の支障
  • 家族や周囲から受けている援助の内容
  • 就労の可否や、働く場合に必要な配慮

特に発達障害の場合、ご本人にとっては長年当たり前になっている困難が多く、「何に困っているのか」を言葉にすること自体が難しい場合があります。

また、一見すると会話ができたり、簡単な受け答えができたりするため、周囲からは困難さが伝わりにくいこともあります。

そこで、抽象的な表現ではなく、実際の生活場面に沿って困りごとを整理しました。

たとえば、家事については「できる・できない」だけではなく、段取りを組めない、優先順位をつけられない、途中で混乱して止まってしまう、疲労が強く継続できないといった具体的な状況を確認しました。

対人関係についても、人付き合いが苦手という表現だけでなく、相手の意図を読み取ることが難しい、急な予定変更で強い混乱が生じる、職場で注意を受けると強い不安や落ち込みにつながる、といった実態を整理しました。

また、病歴・就労状況等申立書では、発症から現在までの経過だけでなく、幼少期からの特性、社会生活で困難が顕在化した経緯、就労が安定しなかった理由、現在の生活状況が分かるように作成を進めました。

診断書の依頼にあたっても、現在の日常生活能力や支援の必要性が医師に正確に伝わるよう、事前に生活状況を整理しました。

申請書類全体として、診断書と申立書の内容にズレが出ないよう確認しながら、ご本人の状態が適切に伝わる形で準備を進めました。


③ 結果

申請の結果、障害基礎年金1級として認定されました。

受給月額は約10万円、総受給決定額は約365万円となりました。

ご本人は、これまで生活や就労の困難を抱えながらも、周囲にうまく理解されず、長い間不安を感じておられました。

今回、障害年金の受給が決定したことで、経済的な不安が軽減され、治療や生活環境を整えるための大きな支えとなりました。

障害年金は、病名だけで決まるものではありません。

発達障害の場合も、診断名があるだけではなく、日常生活能力、社会生活への影響、就労状況、周囲の援助の必要性などが総合的に判断されます。

特に発達障害は、外見から困難さが分かりにくく、ご本人自身も困りごとをうまく説明できないことがあります。そのため、申請書類で生活上の支障をどれだけ具体的に伝えられるかが重要です。

「発達障害でも障害年金を申請できるのか知りたい」
「自分の困りごとをどう説明すればよいか分からない」
「初診日や通院歴の整理が難しい」
「一人で書類を準備するのが不安」

このような方は、一人で悩まず、早めにご相談ください。


まとめ

今回の事例では、東京都にお住まいの40代女性が、発達障害により障害基礎年金1級として認定され、月額約10万円、総額約365万円の受給が決定しました。

発達障害の障害年金申請では、幼少期からの特性、学校生活・社会生活での困難、現在の日常生活への影響を丁寧に整理することが大切です。

見た目では分かりにくい困難であっても、生活や就労に大きな支障が出ている場合は、障害年金の対象となる可能性があります。


注意書き

※本事例は当センターでサポートした一例であり、同様の傷病・状況であっても受給を保証するものではありません。障害年金の認定結果は、診断書の内容、初診日、保険料納付要件、日常生活状況などにより個別に判断されます。

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この記事を書いた人

日本障害年金申請サポートセンター
(社会保険労務士法人 日本労働教育総合研究所)

神奈川県の社労士法人で、年間400件以上の障害年金請求に携わっている。
身体障害・精神障害共にサポート可能。

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