こんにちは。日本障害年金申請サポートセンターです。
今回は、神奈川県にお住まいの50代男性が、統合失調症により障害基礎年金1級の受給が決定した事例をご紹介します。
受給決定内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 傷病名 | 統合失調症 |
| 年齢・性別 | 50代男性 |
| お住まい | 神奈川県 |
| 年金種類 | 障害基礎年金1級 |
| 受給月額 | 約8万円 |
| 総受給決定額 | 約170万円 |
① 依頼までの経緯
ご相談者様は、以前から強い不安感や気分の落ち込み、周囲の視線や言動が気になってしまう感覚などに悩まれていました。
当初は「疲れがたまっているだけかもしれない」「少し休めば落ち着くかもしれない」と考え、無理をしながら生活を続けておられました。しかし、次第に症状が強くなり、外出や人との関わりにも大きな負担を感じるようになりました。
日常生活では、身の回りのことを一人で継続することが難しくなり、食事の準備、掃除、洗濯、服薬管理、通院の継続などにもご家族の援助が必要な状態でした。
また、対人関係への不安が強く、外部とのやり取りや手続きにも強い負担を感じておられました。そのため、ご本人だけで障害年金の申請を進めることは難しく、ご家族が制度について調べられたことをきっかけに、当センターへご相談いただきました。
ご相談時には、以下のようなお悩みがありました。
「統合失調症で障害年金を受けられるのか分からない」
「本人が自分の状態をうまく説明できない」
「通院歴や初診日をどう整理すればよいか分からない」
「書類の準備を家族だけで進めるのが不安」
精神疾患の障害年金申請では、ご本人が症状や生活状況を正確に説明することが難しい場合も多く、ご家族からの情報整理も重要になります。
② 具体的な対応
まずは、ご本人とご家族から、これまでの通院歴、症状の経過、日常生活で困っていること、周囲から受けている援助の内容を丁寧にヒアリングしました。
統合失調症の障害年金申請では、診断名だけではなく、症状によって日常生活や社会生活にどの程度の支障が出ているかを具体的に伝えることが重要です。
そのため、以下のような点を中心に確認しました。
- 初めて医療機関を受診した時期
- 発症当初の症状
- これまでの通院先や治療内容
- 症状が悪化した時期
- 入院歴や服薬状況の有無
- 外出や対人関係での困難
- 食事、清潔保持、家事、金銭管理などの日常生活状況
- 家族が行っている支援の内容
- 就労が難しい理由
特に今回は、ご本人だけでは生活状況を十分に説明することが難しかったため、ご家族から見た日常の様子も確認しながら整理を進めました。
精神疾患の場合、診察室では短時間の受け答えができるため、実際の日常生活上の困難が伝わりにくいことがあります。
そのため、病歴・就労状況等申立書では、単に「症状が重い」と書くのではなく、実際にどのような場面で援助が必要なのか、どのような行動が継続できないのか、どのような支障が生活に出ているのかを具体的に記載しました。
たとえば、以下のような点です。
- 一人で通院日や服薬を管理することが難しい
- 家族の声かけがないと食事や入浴が不規則になりやすい
- 外出時に強い不安があり、付き添いが必要になることがある
- 金銭管理や重要な手続きを一人で行うことが難しい
- 対人関係への不安が強く、就労を継続することが困難
また、診断書の内容と申立書の内容に矛盾が出ないよう、生活状況や支援の必要性を整理したうえで、医師に診断書を依頼する際のポイントもサポートしました。
障害年金の申請では、初診日の確認、保険料納付要件、診断書、病歴・就労状況等申立書など、複数の書類を整える必要があります。
今回は、通院歴や症状の変化を時系列で整理し、申請書類全体としてご本人の状態が適切に伝わるよう準備を進めました。
③ 結果
申請の結果、障害基礎年金1級として認定されました。
受給月額は約8万円、総受給決定額は約170万円となりました。
ご本人やご家族にとって、経済的な不安が軽減され、安心して治療や生活を続けていくための大きな支えとなる結果になりました。
障害年金は、病名だけで認定されるものではありません。
同じ統合失調症という診断名であっても、日常生活能力、就労状況、周囲からの援助の必要性、診断書の内容などによって結果は変わります。
特に精神疾患では、外見や短時間の会話だけでは困難さが伝わりにくいため、申請書類の中で日常生活の実態を具体的に示すことが重要です。
「統合失調症で障害年金を申請できるのか知りたい」
「家族のサポートがないと生活が難しい」
「本人だけでは書類の準備が進まない」
「初診日や通院歴の整理に不安がある」
このような方は、一人で悩まず、早めにご相談ください。
まとめ
今回の事例では、神奈川県にお住まいの50代男性が、統合失調症により障害基礎年金1級として認定され、月額約8万円、総額約170万円の受給が決定しました。
統合失調症の障害年金申請では、症状の重さだけでなく、日常生活にどのような支障が出ているか、家族や周囲の援助がどの程度必要かを丁寧に整理することが大切です。
ご本人だけで申請を進めることが難しい場合でも、家族や支援者の協力を得ながら、生活状況を具体的に伝えることで、障害年金の対象となる可能性があります。
注意書き
※本事例は当センターでサポートした一例であり、同様の傷病・状況であっても受給を保証するものではありません。障害年金の認定結果は、診断書の内容、初診日、保険料納付要件、日常生活状況などにより個別に判断されます。


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